日々のこと  古材問屋の最近の近況報告です。

料理と手刻み

木造の手刻みの良さは、料理に似ているなあ。と、鳥を焼きながら想ふ。

現代建築は、何でも数値にしないと信用ができないという風潮になっていますが、

では、この鳥モモ肉。

料理上手な人は、その肉の大きさ、鮮度、厚みで調理方法や塩加減も変えます。

それは数値にできるのでしょうか?

大工さんも一緒で、材料を見て、節は避け、背と腹や木表、裏をみて、この材料はココ!と調整します。

その作業で建物の強度は随分と変わります。

古民家はそうやって作られているので長持ちするのだと思います。

現代は大量に作るために、材料の吟味は犠牲にされてしまいます。

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