日々のこと  古材問屋の最近の近況報告です。

土壁のはなし その2

 

「でも、古民家って無茶苦茶寒いよ」
その仕組みはこうです。
土壁は熱容量が大きいので、熱も吸収しますが、冷気も吸収します。

丹波篠山の古民家再生は、朝方マイナス8℃。

使われていない古民家の土壁は、外気温と同じになるので、昼間でもマイナス8℃、室外の方が暖かいので、冬なのに窓を全開にします!?

室内では鼻の息も白く、いくら着込んでも肺が冷たくなり、冷凍庫の中で作業しているようなもので、無茶苦茶寒いです。。

だから、空き家や普段使わない部屋は、寒いのです。

この仕組みを利用すると、現代では、エアコンの冷気を閉じ込める事ができるので、節電と環境改善に期待が持てます。

そして、土壁の魅力はなんといっても、
再生可能な究極のエコ建材です!!

→またまた つづく

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