土壁LOVE♡が止まりません。
皆さんあまりご存じないかもしれませんが、解体した土壁は、水と稲藁を入れて発酵させると、数週間で、また壁にする事ができます。これを赤土から作ると1年以上かかるので、バクテリア入りインスタントセメントみたいなもので重宝します。
もちろん自然素材なので、無害ですし、いらなくなった時は地球に普通に帰す事ができ、環境負荷がありません。
天然素材 無公害 防音 防火 調湿 調音
蓄熱 断熱 耐力 免震 再生 循環 環境
古民家は、この素晴らしい素材を大量に使います。
解体をすると、日本の家は木の家ではなく、
土の家だと思うほど、土が出ます。
古民家は、木組と土を調和させた自然住宅です。
そして大事なおはなし‼
自然素材は一年をかけて、ゆっくり暖められ、ゆっくり冷めていきます。
ゆっくり湿度も吸い込み、ゆっくりと放出する。
この周期が半年遅れだとしたら⁉⁉
"冬暖かく、夏涼しい"
"夏に湿気を吸い、冬に放出する"
日本の家屋はそうやって造られているのです。
なぜ日本人が木の家にこだわるのか、
誰も正確には答えられなくなったけど、
未だ憧れる理由は、動物的な本能で、
良いすみかを判断しているのだと思います。
残念ながら、現代の住宅は、過大広告の新建材の中で、
プリントされた木目を見て、眺めているだけに過ぎません。
以上、土壁は今作ると非常に高価で、時間もかかります。
家に土壁が残っている方、ぜひ大切にして下さいね！
